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円筒研削加工(円筒研磨)とは

現在、産業界において機械加工は生産設備に組み込まれる部品を創り出すということで重要な位置を占めています。その部品の加工精度、すなわち寸法精度や仕上げ面粗さに対して高い要求がされると、旋盤加工やフライス加工では難しく、研削盤による研削加工が必要になります。

円筒研削加工の説明

研削盤は非常に細かい無数の切刃を持った砥粒からなる円形の砥石を高速で回転させ、工作物を僅かづつ削り取ってゆく機械です。鉄や鋼を研削すると火花を出して工作物は熱を持ち変形するので、多量の研削液をかけ冷やしながらながら加工します。
仕上げ面の滑らかさはバイトやカッターで切削したのでは到底得られぬ程でJIS規格の0.4S程度もたやすく得ることができます。寸法精度も旋盤、フライスよりもはるかに高精度です。焼入れ後の鋼鉄やクロームメッキなど硬いものも削ることができ、CBN砥石やダイヤモンド砥石を使えばあらゆる素材を削ることができます。

研削は以前、研磨とも呼ばれ、バフ研磨と混同されることも有りましたが、バフ研磨は光らせるのが目的で手で磨くので、機械加工の研削加工とは違うものです。
研削加工には円筒研削以外にも平面研削、内面研削、歯車研削、ねじ研削、ジグ研削、工具研削、センタレス研削など他にもいろいろありますが、ほとんど機械加工の最終工程の場合が多いです。

当社は円筒加工専門です。工作物を両センタにより支持し回転させ、高速回転している砥石を押し当て削ります。よって工作物は太い、細い、長い、短いなどいろいろな形がありますが基本的には円筒状の物となります。旋盤加工したものの後加工で、寸法精度出し、面粗度出し、メッキ前後、焼入れ後、窒化前後、溶射前後、肉盛前後などの加工になります。




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